普段覗けないリアルな情報を!キャリア特化型の新しいQ&Aサービス

小川裕大
今回は、キャリアに特化したQ&A サービス「JobQ」を運営している小川さんにインタビューさせていただきました!「キャリアの悩みを、個々人がサポートする仕組みを作りたい」ーそんな小川さんの熱い思いに迫りました!


なかなか覗けないリアルな情報を届けたい

 

今どんなお仕事をされていますか?

2015年2月に株式会社ライボを立ち上げ、キャリアに特化したQ&A サービス「JobQ」を運営しています。

へぇー!具体的にどんなサービスなんですか?

はい。このサービスはキャリアに悩む若手ビジネスマン、転職を考えている方々のために、転職を経験した方や業界や職種に精通している方、気になる企業の社員や元社員の方がネットで質問に答えてくれるというサービスです。職場の雰囲気や手当、キャリアの歩み方や転職の際のポイントなど、表向きの情報ではなかなか覗けないリアルな情報を得られるようなサービスになっています。

小川裕大

人材業界はどうしても企業寄りになっていて、個人のキャリアに悩む人々向けのサービスって、少ないと思うんです。キャリアを歩んでいるすべての人々がキャリアの「プロ」なんです。これからのキャリアに悩みや疑問を持っている人々をキャリアのプロである個々人がサポートする仕組みを作りたいと思いました。

キャリアの悩み、誰に聞いたらいいかわからない人が多いと思います。

そうなんです。ネットで自分の悩みや「解決方法」を検索しても、結局それって個別化されていない情報なので、自分に100%当てはまるかと言ったら、そうではない。そこで、自分の言葉で、自分の視点から聞けるっていいなと思ったんです。もっともっと個別化された情報にアクセスできてもいいと思うんです。

小川裕大

同感です。このお仕事をされていて、大変だったことや難しかったところはありますか?

いっぱいあります(笑)これからもそれぞれのフェイズで困難に直面すると思います。サービスを作る段階も大変でしたし、ユーザーを集め、コミュニティを作るのも大変です。でも、困難があってこそ、仕事って楽しいんですよね。試行錯誤しながらメンバーやユーザーのみなさんとみんなで乗り越えていければと思います。

仕事が楽しいって幸せですよね!小川さんのそのポジティブな原動力はどこから来ているんでしょうか?

仲間です!本当に色々な方に支えられて私たちの会社、そしてJobQというサービスが成立しています。とにかく自分たちが努力したことに対して周りの皆さんから反応があるとすごく嬉しいです。例えば、友人やユーザーの方がソーシャルメディアで自分たちのサービスの情報を流してくれたり、実際に使ってみてフィードバックをくれたり。感謝されることもあり、怒られることもあり。でもそういった方々がいてくれるからこそ、もっともっといろんな人に価値を共有したいと思うんです。周りで支えてくれる方々へ「恩返ししたい」という気持ちが今の原動力となっています。

小川裕大

大学時代感じた、信頼を得る難しさ

 

へぇー!熱いですね!小川さんを「仲間好き」「人好き」にした過去の経験やきっかけはあるんですか?

私を「人好き」にした経験というか、教訓は、大学時代のサッカーサークルを立ち上げたことです。大学に入ったばかりの時は、サークル勧誘されるはずの立場なのに、逆に勧誘してコンパに回っていました。結局25人、メンバーを集めて活動をスタートしたのですが、自分が立ち上げたということもあり、一人で運営をやろうとしていたんです。
小川裕大

自分が正しいと思うことだけをメンバーに押し付けて…周りを見ることができなかった私は「楽しい」サッカーが出来なくなっていました。。メンバーは次々に辞めていき、サッカーができなくなる人数にまでなるのですが、とあるメンバーが自分の悪いところを指摘してくれたんです。

そこで組織に対する考え、人との繋がりについての思考がガラリと変わりました。大事なことを忘れていました。「信頼」がなかったんです。「信頼」がないから、何も任せられなかった。それによって、メンバーも自分の事を信頼してくれない。チームの中で「信頼」が一番大切だと痛感しました。幸いなことにずっとそばにいてくれたメンバーがいたこと、そして後輩が入ってきたことにより、卒業するとき、100人近くが所属する大規模なサークルに成長していました。

大学を卒業する時には、メンバーや後輩から「このサークルがなかったら、僕たち出会っていないんです!」と言われ、その時は本当にグッときましたね。

小川裕大サッカーは人生の縮図だ

 

なるほど。小川さんのアイデンティティーを形成するものって何だと思いますか?

サッカーです。もちろんサッカーを見ながらのビールは最高なのですが、そもそもサッカーの考え方が大好きなんです。 

詳しく教えてください!

僕、サッカーは人生の縮図だと思っています。

理由は2つです。1つ目は、チームでひとつのゴールを目指すという精神です。人生の色々な部分に当てはまると思います。11人のメンバー、みんなが主役なんです。メンバーはそれぞれ強みがあって、その強みを活かすことのできるポジションを任されます。例えば、足が速い人はサイドでプレーするケースが多いですし、視野が広く、ボールを持てる選手は中盤、中央のポジションでプレーすることが多い。それぞれの強みを持つメンバーが1人でも欠けたらゴールに到達する可能性は格段に下がります。

小川裕大

もう1つは、サッカーが失敗のスポーツだということです。試合中はミスばっかりなんです。ゴールまでなかなか到達できないからこそ、ゴールを決めた時の爽快感と達成感はたまりません。これは、ミスをし続けた人しか感じられない「幸せ」だと思います。つまり、挑戦し続けたら勝ちです。「PKを蹴った人じゃないと、PKを外すことが出来ない」ってことですね。挑戦しないと何も始まらない。

このサッカーの考え方は、今の私の価値観に非常に大きな影響を与えていますし、今の私を形成していると思います。

小川さんの目指す世界を教えていただけますか?

私は、個々が活躍できる世界を作っていきたいです。この世界、サッカーの様に皆が主役だと思うんです。自分の強みを生かして、自分を発揮できるような社会を作っていきたいです。そのためには、コミュニケーションが欠かせないと思います。繋がりの中で、自分のキャリア、人生を選択していく。繋がるという価値をもっと色んな人へ届けたいです。

小川裕大

<小川裕大/Yudai Ogawa>
早稲田大学商学部卒業後、株式会社ネットプロテクションズに入社。
新規代理店の開拓やシステム連携交渉など、アライアンス営業に従事する。
その後同社を退職し就職支援サービスColaboをリリースするとともに、学生の就職活動をサポート。外部企業との合同イベントの企画、運営や大学にてキャリア講義を行う。
2015年2月、株式会社ライボを創業し、代表取締役CEO就任。

Ami Higuchi

1995年1月生まれ。北京大学国際関係学部在学中。幼少期をボストン、東京で過ごす。カナダ・バンクーバーで高校を卒業後、現在に至る。