【佐久間映里】日本に多くのロールモデル女子を!100年続く会社を作りたい

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<佐久間映里/Eri Sakuma>

higuchiaki今回は、世に多くのロールモデル女子を送り出している今大注目の、株式会社プラスカラー代表取締役・佐久間映里さんをインタビューさせていただきました!


—今、どんな事業をされていますか?

2つあって、ロールモデル女性の育成事業と企業広報を育成するという事業を展開しています。OJT形式で、スキルセット、マインドセットの面から、実践的なマネジメントを行っています。

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—この事業を始めようと思ったきっかけはなんでしょうか?

ロールモデルになる女性をより多く創出したいと思ったからです。前職の時、会社にロールモデルがいないという理由で転職をしていく女子社員たちを多く見てきました。理想を持って、イキイキした女性が増えれば、より良い社会になるはずだと思いました。

道しるべになる女性がもっといたらいいのにな、そんな想いから、ロールモデル女性の育成事業を始めました。もう一つの広報育成は、嬉しいことに、もともと広報を担当していたこともあり、ニーズがあったためです。

—起業をして得た、一番大きなものはなんですか?

本当の意味での自己決断力と責任ですね。人を採用するのも、一緒に仕事をする方も、今までは、決められた範囲の中でやっていましたが、全部自分で決められる環境を得たことは大きいですね。

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—起業する上で、大変だったことや難しかったことはありますか?

それが、ないんです(笑)もともと起業は大変だろうと思っていたので、全て想定内ですね。これが当たり前だよね、と思っているので、それを大きく超える大変なことにまだ出会ってないんです。

—どしっと構えていらして、かっこいいですね!(笑)

子供の頃から、肝が座っているって言われてました(笑)小さい頃、迷子になって、2回捜索願を出されているのですが、親や警察がごった返している中、三輪車で一人帰宅し、部屋でのんびりしていたという経験もありました(笑)

—あははは!確かに肝座ってますね!(笑)今の佐久間さんに大きく影響している、過去のご経験はありますか?

私は、テニスを中学、高校、大学とやっていて、テニス特待生で進学をしてきたんですが、テニスって、決まった時間の中で点数を入れて競うスポーツとは違って、1点取るのには時間は関係なく、決まったゲーム数とポイントをどちらが先に制するかで勝敗が決まるので1点とられたくらいでいちいち落ち込んでいられないんです。毎回、その場で気持ちを切り替えなきゃいけないので、あまり嫌なことは気にしない能力が身に付いたと思います。

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—ご自身を一番突き動かしているものは何ですか?

自分を必要としてくれる人達の存在ですかね。自分が経験したことを誰かに伝えたり、関わったことに「ありがとう」と言われたりすると、もっと頑張ろう。と言う気持ちになります!

ロールモデル育成事業をしていることもあって、「佐久間さんみたいになりたい」「提案してくれてありがとう」そう言っていただけることは、大きなやりがいになっています。

erisakuma

—今、お話伺っているだけでも、ものすごく楽しそうなのが伝わってきます!

私、仕事が趣味に近いんです。仕事が全く苦じゃないんです。素敵な人々との繋がりも増えて、満足感もあって、しかも、お金がいただけて…すごくラッキーだな〜と思っています。

—佐久間さんのロールモデルはどなたですか?

リクルートで部長をされている、宗次涼子さんです。お仕事と家庭を見事に両立されている、バリバリの女性部長です。

—宗次涼子さん!!私の元上司です!(笑)私もすごく尊敬しています!結婚生活とお仕事を両立するコツは何でしょうか?

2人のルールを決めることですね。例えば、12時以降に帰るときは一本連絡入れるとか、土曜日の夜は基本的には一緒にご飯を食べるとか、この家事は誰がやるとか。

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—佐久間さんの、アイデンティティーを形成する要素は、なんだと思いますか?

人の生き方を垣間見ることですね。その人の生き様や考え方、人生論に触れることが、「自分」を作り出すヒントになっているんです。人が経験したものを自分流に組み合わせて自分もこうなろうって考えていると、自然と力が湧いてきます。

erisakuma

—佐久間さんが思う「幸せ」とは、どういうものでしょう?

う〜ん。そうですね。やっぱり「私、幸せ」って言えることが「幸せ」なんじゃないですかね!シンプルですみません!(笑)

—今後のビジョンを、教えてほしいです!

多くの働く女子たちが「私、幸せです」って言えるような社会を実現したいです。今、多くの方が、誰か一人をロールモデルにしようとしているから見つからないんだと思っています。完璧な人はいないので、例えば、仕事はこの人、家庭はこの人という風に、ロールモデルを何人も見つければいいと思うんです。

erisakuma<佐久間映里/Eri Sakuma>
1983年、愛知県名古屋市生まれ。高校・大学とソフトテニスに明け暮れインターハイにも出場、個人では全国9位という成績を残すという正真正銘の体育会系女子。大学卒業後、リクルート求人広告会社に営業職として入社。新人MVPや通年MVPを受賞するなど数多くの実績をあげる。2009年、株式会社サイバードへ転職。モバイルサイト構築とモバイルプロモーションの法人営業2年、人事部で採用担当を務めた後、広報に異動。広報としては『攻めの広報』というキャッチフレーズでメディアなどにも多く取り上げられ型にはまらないスタイルでの活動を貫く。マルチな活動の末、“世の中にキラキラと輝きながら働く女性を増やしたい”という想いから30歳を目の前に独立。

photo by 吁九志

1989年生まれ。北京大学国際関係学部卒業。株式会社Selan代表。インタビューサイト "belong" を運営。